永田農法 おいしさの育て方 2008 Oct 14
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知っている人は知っている「永田農法」の発案者永田さんが、具体的な野菜の育て方を解説したハンドブック。 野菜別の手順がそろっているのが便利。 『永田農法 おいしさの育て方』
永田 照喜治 岡田 三男


表紙のごつごつしたトマトも特徴的だが、ひび割れた地面の方に注目して欲しい。 トマトは結果であって、操作するのは地面の方だ。 永田農法では一般的な農業のような土づくりをしない。 “スパルタ”と評されるほど省資源の環境で育てるから表紙のような枯れた地面になる。

この本では他の野菜もカラー写真で収録されているが、どれもワイルドで尋常な野菜ではない。

なぜこんな農法をとるかというと、とにかく旨いからだという。 特にトマトはあの『美味しんぼ』でも紹介されているとおりの折り紙つきだが、この本の写真でも実感できる。 普通のトマトは水に浮くが永田農法のトマトは沈んでいる。 ほとんど通販のデモのようだが、切ってみても見るからに密度が高く旨そうだ。

肝心のスパルタな育て方は意外にもシンプルだ。 おおざっぱにいえば節水、節肥料で育てれば良い。 ただし、限界を超えるとあっさり枯れるから、その見極めだけ試行錯誤するということだ。 この農法は安定性を欠くからプロの農家よりも遊びの余裕をもてる家庭菜園に向いている。

うまく”当たり”をひけばプロよりも旨い野菜が手に入るのだから、余暇で農作業したい人には一読の価値がある。

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